Meta Quest 3 開封
Meta Quest 3には、HMD、L, Rコントローラ、ケーブル、アダプタが封入されています。
コントローラは単三電池各1本、HMDは充電が必要です。
旧デバイスとの見た目比較
Quest 3とQuest 2のスペック比較
項目 | Quest 3 | Quest 2 | コメント |
SoC | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 Gen1 | Quest 3のGPU性能はQuest 2の約2.5倍 |
メモリ | 8GB | 6GB | 高パフォーマンス化 |
コーデック | AV1対応, H.265対応 | AV1非対応, H.265対応 | H.265, AV1に対応 |
ディスプレイ解像度(片目あたり) | 2064 x 2208 | 1218 PPI | 25 PPD | 1832 x 1920 | 773 PPI | 20 PPD | 高解像度化 |
視野角 | 水平:110° 垂直:96° | 水平:90° 垂直:90° | 高視野角化 |
光学系 | パンケーキレンズ | フレネルレンズ | 薄型化 |
フェイストラッキング アイトラッキング | 非対応 | 非対応 | Quest Proは対応 |
パススルー | カラー 2560×1440 | 18 PPD | グレースケール | カラーパススルー実装により、実用的なMRアプリ開発が可能に |
バッテリー容量 / 駆動時間 | 5,060mAh / 2.2時間 | 3,640mAh / 2時間 | 駆動時間10%増 |
価格 | 74,800円 (128GB) | 39,600円 (128GB) |
Quest 3の使用感
- Quest 2と比較してQuest 3は重量が若干重たくなっているようですが、薄型化して重心が中央に寄ったのか装着のフィット感はQuest 3の方が断然よく疲れにくいです。
- カラーパススルーは、残念ながら文字をすらすらと読むことができるまでには至っていません。40cmくらいまで近づいて目を凝らすとディスプレイの文字が読めるなくらいの感覚です。
- VR映像の解像度と視野角はQuest 2と比較して明らかに良くなっていると感じられます。
- Quest 3では瞳孔間距離を53mm~75mmの間で無段階調節できるようになっており、Quest 2と比較して見やすい位置に調節できるようになっています。Quest 2では3段階の調節しかできませんでした。
- 空間認識機能が大幅に向上しており、現実空間の床や壁を自動で認識してスペース設定してくれるようになっています。
- Quest 2では電源ボタンがHMDの右側についていましたが、Quest 3では左側についているため、Quest 2ユーザは慣れるまで時間がかかりそうです。
VRIA京都では、Quest 3以外にもさまざまなデバイスを取り揃えています。今後、Quest 3を含む各種デバイスを用いた開発方法などを技術ブログで紹介していきます。